スイッチング電源
スピーカー出力は数ワットあれば十分なので、必要な電源は20W程度でしょうか。
これをトランスを使って作ると、そこそこの大きさと重量になり、
ユニバーサル基板だけで気軽に作るには少し無理があります。
そこでより小型軽量なモジュールタイプのスイッチング電源を使うことにしました。
ぐぐってみると以下の2つが使えそうです。
TDKラムダの出力側平滑コンデンサの推奨値は 1000uF だそうで、
大きければ良いというものでもなさそう。
また、コーセルは、1次側平滑コンデンサやサージ電流制御抵抗などが外付けで、
その分安価で本体が小さい。
外付けにより基板上のレイアウトの自由度が高いコーセルを使うことにしました。
スイッチング電源のノイズを遮断するACラインフィルター
NEC TOKIN 35mH, 0.5A が必要です。
購入先

にて SS11VL-R05350 でサーチ。
アナログパワーアンプ
STマイクロ社のチップで、この型番の周辺には似た仕様のものが多くあります。
出力が適当な、
TDA7377
購入先 (aitendo)

を使用しました。10W程度のパワーアンプが4個入っています。
ところで、一般に半導体アンプは±電源を使い、
出力の中点電位を0Vとし、
スピーカーをダイレクトに接続した方が音質は良くなります。
ただし当然ながら電源の構成は倍となります。
一方、+だけの片電源だと出力に電位が発生し、
カップリングコンデンサ
(スピーカーのインピーダンスが低いため容量の大きなコンデンサ)
が必要になり音質的に不利です。
しかし、片チャンネルに2つのアンプを使うBTL(ブリッジ)接続にすれば、
片電源で出力コンデンサなしの最小の部品構成が可能になります。
TDA7377 はアンプが4個入っているのでBTL接続が簡単に実現できます。
その他
秋月電子の
ターミナルブロック

をなんちゃってスピーカー端子に使いました。
このアンプでJBLを鳴らしてみたいところですが、
残念ながらこの端子では太いスピーカーケーブルは接続できず、
まだ鳴らしていません。
ヒートシンクは秋月電子の店頭に並んでいたものです。
S/F DIF からアナログへ変換
USB-DACは沢山ありますが、
S/F DIF(Sony/Philips Digital Interface)
入力からアナログ出力という一番ありふれたものが意外と少ない。
DigiFi 誌 No.16 の付録の基板を使うことにしました。
出所は
Stereo Sound

。この基板の
紹介記事

。
OPアンプ
life audio では音質は問わないので(もちろん十分 Hi-Fi ですが)
OPアンプは、その昔40年ほど前によく使った
NJM4580DD

をソケット挿しで使用。
最初 NFB に位相補正を忘れていると、
ミキサーの受けの方のOPアンプが 400kHz 辺りで発振していて、
位相補正コンデンサを追加しました。
Bluetooth バッタもん中華基板
素性が分かりませんが、中華基板が多い aitendo に1個\500-で並んでいました。
型番は
BT5VP7

。この手の基板は他にもいろいろあり、たまたま手に取ったものですが、
電源の食い方がたいへん汚く、
BTのモードにより様々なノイズで電源ラインを振動させます。
この基板の接続後、アンプ基板の方でノイズ対策を行う羽目になりました。
(電源コンデンサの強化、OPアンプ仮想グランドのデカップリング)
また、BTの接続相手をロスした時の警告音(チャイム音)がうるさいです。
BTのペアリングなどは他のBT製品と同じで、
ペアリング後はホスト側にWIN-668の名前で見えます。
このWIN-668でぐぐると、以下が分かりました。
Technical Specifications ..
Bluetooth version: 2.0
Profile: Classic BR/EDR A2DP profile
Bluetooth Low Energy Support :No
Frequency: 2.402GHZ- 2.480GHz