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easyJet で Vienna へ

オーストリア ウィーン 週末旅行 2009/6/27

UK の LCC である easyJet で London Gatwick 空港からウィーンへ。

朝9時半にホテルを出て、M25→M23で11時前には Gatwick に着いた。 南ターミナル。Heathrow に比べてごちゃごちゃしてる感じで人も多い。 初めての UK の LCC、半信半疑で e-checkin した Boarding Pass を出すと ドアの向こう側に行けた。

列の中で幼い黒人の女の子がずっと泣いていた。 見ると一人なんだ、心細そうだった。 世界にはこんな幼い子が一人で国境を越える現実があるんだ。 さて、手荷物検査とパスポートコントロールを抜けるとようやく待合フロア。 広く明るくきれいで、2フロアーにわたり飲食店や免税店が並んでいた。

飛行機は30分遅延し、12時過ぎまで待つことになる。 その間にサンドイッチと白ワインのランチ。 未定だった搭乗ゲートが11番と表示され、ようやく搭乗開始。 この LCC は座席が決まっておらず、各自好きな席へ。 もちろん出入りのしやすい前列から埋まっていく。

今回の出張のレンタカー ベンツ Class A よく走る Gatwick 空港、南ターミナルフロア
ようやく搭乗 出発地の英語と到着地のドイツ語で説明している

London Gatwick 空港
Long stay parking の上を通過する easyJet

ウィーン到着

時差は1時間で夕方4時過ぎにウィーン国際空港に着いた。 案内の表示が分かりにくい。人の流れに乗って歩く。 聞こえてくるのはドイツ語だった。オーストリアの公用語はドイツ語なんだ。 バスの案内所で「チケットはここで買えますか?」と聞くと、 日本語で答えが返って来た。日本人観光客が多いんだ、、

バス乗り場に向かうと外は大雨。 5時にバスが出る頃はカミナリも鳴っていたが、 バスが街に近づくにつれて雨は止んだ。 バスを下りて少し探し、ようやく Schwedenplatz(駅)を見つける。 ウィーン24時間フリーパスを買う。

ウィーン国際空港フロア バスの窓越しにビルが歪んで見える程のどしゃ降り
雨は止んだがライン川の支流が泥水のように濁っている 終点の Schwedenplatz シュヴェーデンプラッツ
ずいぶん緻密で端整な美しさだ

シュテファン寺院

地下鉄でひと駅の Stephansplatz(駅)で降りる。 シュテファン寺院を中心に、昔と今の建物が寺院を囲むように建っている。 この教会、柱の装飾が凝っていて、柱に何人もの老若男女が彫り込まれている。 ちょうどミサをやっていて奥までは入れなかったが、 パイプオルガンやコーラスに聴き入ってしまった。

Schwedenplatz(駅)
シュテファン寺院前の広場
シュテファン寺院 黒いのは戦争のなごり?

シュテファン寺院、鐘の音
寺院の中

シュテファン寺院、教会の響き
たまたま歩いていたらペーター教会 こちらもなんて緻密な建築だ
クーポラを見上げる

国立オペラ座ライブ

夜7時ごろ遠くからクラシック演奏が聞こえてきた。 それに向かって歩いて行くと、 広場に設置された大スクリーンでモーツァルトの「魔笛」をやっていた。 ここってオペラ座だ。 どうも中でやってる演奏をライブ中継しているらしい。音も素晴らしい! スクリーンの前には椅子まであり、 大勢の人が椅子や石畳の上に座りこんで演奏を聴いている。 私もしばらく聴いていた、思わず拍手の演奏だ。

演奏をライブ中継してしまう発想の厚さはすごいな。 ウィーンまで来て演奏会に行けないのは、準備時間と滞在時間の短さ故だけど、 この演奏が聴けたのはラッキーだった。 まだ日の沈まない9時頃まで聴いていた。 音が良く演奏が映える。セリフはドイツ語で意味不明。

国立オペラ座壁面ライブ 音が良くて心地よく耳に入ってくる
こんな感じで自由気ままに 大勢座り込んで
通りの向こう 別の角度からオペラ座

ウィーン国立オペラ座ライブ
モーツアルト歌劇「魔笛」

夜10時頃ホテルにチェックイン。 なんとフロントの小太りのお兄さんが日本語を喋る!
部屋でテレビをつけたら、ジョディーフォスターがドイツ語を喋っていた。 なんだか雰囲気が全然変わってしまうな。

日曜日・ウィーン2日目 2009/6/28

ホテルの朝食ダイニングへ ビュッフェ朝食
中庭への眺め Venere.com で予約した Tourotel Mariahilf
路面電車の停留所

シェーンブルン宮殿

朝8時半にホテルを出た。 シェーンブルン宮殿は近くて、路面電車で9時前には着いた。

広い!どれほどの権力を掌握していたかが伝わってくる。 つまらない歴史の授業の前にここに来るんだった。 そう言えば先生に引率された子供達が多い。日本人の団体はもっと多い。

バックヤードのシェーンブルン庭園に入る入口があった。 11時ごろ丘の上を目指して歩く。 天気は良くないがそれでも見晴らしのいいウィーンだった。 宮殿も堪能出来た。

シェーンブルン宮殿正面 フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベート
6歳のモーツアルトがピアノ演奏をした部屋だそう マリア・テレジア
正面の反対側=庭園側からの宮殿
宮殿の丘の上、あのグロリエッテを目指す
カフェが営業中 丘の上から宮殿を振り返る
きれいな宮殿の庭だ
次は路面電車ではなく シェーンブルン Schonbrrun 駅から電車で移動

ホーフブルク王宮

肝心の王宮の方の展示は休みだった。 武器展示や古楽器展示を見る。平和と繁栄の背景には軍事力が必要? 下のフロアーで日本がテーマの催し物の準備をしていた。

下の階に降りる階段が分からず女性の説明員に尋ねる。 やたらきれいな人だった。親切に階段のある大部屋まで案内してくれた。 彼女は1日中武器の展示の中ですごしているのかな。。

ホーフブルク王宮正面
ほとんど大理石 緩やかにカーブした建物の中は穏やかにカーブしていた
古楽器の展示 武器の展示
階下に下りる階段が見つからなかった

美術史博物館

午後1時20分、あまり時間はないが駆け足で美術史博物館を回る。 受付で案内のパンフレットをもらおうと思ったが、 前の老夫婦が延々といろいろ尋ねていてもらい損ねた。 結局ざっと回る時間しかなかったが、それでも見ごたえはあった。

美術史博物館正面
ブリューゲル「バベルの塔」 ラファエロ「草原の聖母」
フェルメール「画家のアトリエ」 カルロ・マラッタ「聖母子」
兄ヨーゼフ2世とレオポルト2世 シックで落ち着いた展示空間だ
緻密さが半端ない その奥にあるレストラン

モーツアルト像

帰りにホーフブルグか王宮庭園にモーツアルト像はないかなと訪ねてみた。 モーツアルトはいてくれたが、 他にもベートーベンやいろいろな音楽家の像があったそうな。

ノイエ・ブルク(新王宮) おっとあれが
高校時代から持っている音楽本に載っている モーツアルト像だ

さて、帰路につく

予定より少し遅れ2時すぎに帰路に着いた。 ウィーン・リングトラムには結局乗れずじまいだった。 Schwedenplatz から始まり Schwedenplatz に終る旅だった。

午後4時、空港で手荷物検査を済ませ、 搭乗ゲートの近くで遅い昼食にしようと思ったら、 この空港はセキュリティーエリア内にレストランがない! 結局、小さな泡ワインとお土産用のお菓子をつまむはめになった。

帰りの飛行機も30分ほど遅れた。 ウィーンからロンドンに帰る飛行機の窓から7機の旅客機とすれ違うのが見えた。 やってくる旅客機はおもちゃのように早くすれ違って行く。 面白かったのはずっと並んで飛んでいたエミレーツの旅客機。

空港行きのバスの中で待っていたらまた雨が、、 空港に着く頃はまたざんざん降り、、
ウィーン空港、、はいつも雨の中? easyJet 5360便、London Gatwick 行き
ようやく搭乗 並んで飛んでいたエミレーツの旅客機
ロンドンの南の大地 天気がよく空が高く広い Gatwick 空港だった

並んで飛ぶエミレーツの旅客機
ウィーンからロンドン ガトウィックへ、 欧州の空で Emirates と並んで飛んでいた、こちらは easyJet
おまけ