パリに行くなら日帰りでいいからロンドンオリンピックを見てこようと思っていた。
チケットを買っているわけでもなく何も用意をしていないから、 ただ空気を吸いに行くだけだが。

朝、今日も別予定の姫を起こさないようにホテルをあとにする。 近くのチュイルリー駅に行くとシャッターが下りていて駅に入れない。なんで？ 仕方なくホテルに戻りタクシーでパリ北駅に向かった。 駅に着くとホームが変わっていて、駅員さんに聞いて今日の空港行きホームへ。 電車には冷房がなく暑かった。

空港に到着。飛行機の搭乗券をプリントアウト出来ないままでいたら、 自動チェックイン機の前で、お兄さんが親切丁寧に対応してくれた。 搭乗券もげっとできゲートに向かう。 さて、ここで KLM オランダ航空事件発生。

搭乗ゲートは K。しかしいくら探してもゲート K がない。 フロアーの端から端まで往復したが見つからない。 エールフランスのとなりに KLM 旧オランダ航空はあるが、ゲート K はない。 頭が真っ白になっていると、、ふと気付いた。。 目の前の表示 KLM は、KLM 旧オランダ航空ではなく、ゲート K'L'M のことだ！と。 あ～俺もかなりアホだな～。

ようやくターミナル 2E のゲート K36 へ。 へ～っ、ターミナル2は、新しいし広いしきれいだし免税店も多いし、 なによりフロアーが近代的で格好いい。 日本便が発着する古いターミナル1とは全然ちがうんだね。

飛行機　Air France AF1980 Paris CDG T2E 10:05 -> London Heathrow T4 10:25(-1)
飛行機は15分遅れて飛び立った。

入国審査は I'm going to return to Paris tonight. 日帰りのロンドンだ。 しかしヒースローのターミナル４は古いな。 ATMを探し￡をげっとし、Heathrow Connection に乗った。 最初はがらがらだったが、途中からアラブ系の人がたくさん乗ってきた。 パディントン駅に到着。 コンビニでサンドイッチとワインを買って駅の構内に座り込んでお昼を食べた。 駅の窓口で Visitor Oyster Card を買おうとしたら、 Visitor は空港でしか買えないそうだ。自販機で普通の Oyster Card を買った。 地下鉄で、ウエストミンスターに向かうつもりが、 久々のサークルラインを乗り間違えて、Wimbledon に行きそうになった。

ウエストミンスターに着いて、久々のビッグベンを見上げる。 初めてこの地下鉄駅から地上に出た時の緊張感や新鮮さの代わりに、 今は親しみと心地良さがあった。

午後1時頃。ここは男子マラソンのハイライトコースで 沿道には大勢の人がいて声援を送っていた。 初めてみるオリンピック競技だ。

大勢の観光客だ。 この辺りもマラソンコースだが既に通過したようだった。 タワーブリッジは相変わらず太陽の角度が微妙で写真を撮るのが難しい。

時刻は午後2時過ぎ。次はオリンピックスタジアムへ向かう。 ロンドン中心から途中一駅乗り継いで。 スタジアムの view spot だというお目当ての駅は閉鎖になっていた。 仕方なくそのまま次のストラットフォード駅へ。 会場としてはこちらがメインだ。 駅を出て人の流れのまま、スタジアム周辺のモールや人ごみに開放された。 急なことでチケットはないが、今夜ここでロンドンオリンピックの閉会式がある。

午後3時半。ウエストミンスターに戻って来た。 さっきのマラソンコースを片付けている最中で、周囲は歩行天のようだ。 みんな車道の上を歩いているのに混ざり、 トラファルガーまで車道ウォークを楽しんだ。

アドミラルティ・アーチをくぐると、向こうにバッキンガム宮殿。 ザ・マルには英国旗と五輪旗がはためいていた。 おやっ、がっしりした仮設トイレが並んでいる。 利用してみと、手洗いの水はしっかり出るし手を拭くテッシュまで完備されていた。 さすが英国という感じ。

3年ぶりのトラファルガー広場は何も変わっていなかった。 今日はマラソンのため National Gallery の正門は閉鎖だった。 開いてる門を探して National Gallery に入った。 う～む、やはりいい！ 1時間もいなかったが、National Gallery は良かった！

帰りの空港までの電車で、自転車を抱えて乗ってきた青年と、 黒人の車掌が共にくつろいで話しをしていた。 初対面のようだが、日本にはない風景だ。

飛行機　Air France AF1181 London Heathrow T4 20:10 -> Paris CDG T2E 22:20(+1)
10時半ごろパリの空港に帰って来た。 それから電車を乗り継いでホテルに戻ったら0時になっていた。